品川区のペーパードライバー向け運転ガイド|大井町・五反田・戸越

品川区で車を運転するなら、知っておきたい道路の特徴

DSRのインストラクターが、品川区で迷いやすい道路と安全確認のポイントを解説します。
品川駅周辺・北品川・新馬場エリア
品川駅高輪口・港南口周辺|早めの車線選択と分岐

第一京浜・品川駅高輪口付近は、タクシーの突然の停車やバスの割り込みが頻発し、目まぐるしく状況が変わるエリアです。
さらにドライバーを悩ませるのが、この地域特有の道路構造です。
「港南口側へ回りたいのにルートが分からない」
「札ノ辻交差点で右折できないことに気づいた」
「八ツ山アンダーパスへ向かっていたのに、五反田方面へ進む車線に入ってしまった」
このようなミスは、運転に慣れた人でも起こりがちです。
周囲の車の流れに押されて、直前になって車線を変えようとすると、隣の車との距離が足りなくなったり、後ろの車の進路をふさいだりします。
品川駅周辺では、案内標識を見つけてから動くのではなく、その手前で進む方向を決めておかなければなりません。八ツ山アンダーパスへ向かうのか、五反田方面へ進むのか。目的地までの道筋を考えたうえで、早めに車線を選ぶ必要があります。
北品川商店街・新馬場周辺|時間帯規制の標識と狭い道のすれ違い

一方で、新馬場駅近くの北品川商店街周辺へ入ると、今度は標識の読み解きと車両感覚が問われます。
商店街の入口には、時間帯によって車両の通行が制限されることを示す標識や、細かな条件を示す補助標識が設置されています。
「いま何時だっけ?」
「この補助標識はどう読むんだっけ?」
入口の直前で迷っていると、後続車との距離がなくなり、急ブレーキを踏むことになります。そこで無理に進入したり、慌てて進路を変えたりすると、歩行者や自転車への対応も遅れてしまいます。
無事に進入できたとしても、八百屋の前に集まる人や、横切る自転車、店先から車道側へ出てくる歩行者を避けながら進まなければなりません。
道幅に余裕がないため、車体をどこへ通すのかを細かく考え、アクセルとブレーキを丁寧に使う必要があります。
対向車が来たときも、勢いで進むと行き違えなくなることがあります。相手の車がどこで止まれるのか、自分の車はどこまで寄せられるのかを見ながら、早めに速度を落とします。
特定の道だけを覚えるのではなく、初めて通る道でも落ち着いて判断し、品川の道路を自信を持って運転できるようになることが大切です。
五反田周辺の多車線道路
2車線同時に曲がる右左折レーン

五反田周辺は、山手通り、第二京浜、ソニー通りなどの幹線道路が交差するエリアです。特に五反田駅周辺は車線数が多く、二車線同時に曲がれる交差点も多いため、進行方向別の通行区分はもちろん、隣を走る車の動きまで把握しておく必要があります。
ペーパードライバーの方に多いのが、二車線同時に左折できる交差点での事故です。
「自車だけが曲がれる」と勘違いし、曲がった先で外側の車線へ膨らんで入ってしまい、隣のレーンから同時に左折してきた車と接触しそうになるケースが実際にあります。
初見でこのエリアを走るのは難易度が高く、曲がった先で入る車線を間違えて、慌てて車線変更をする車もよく見かけます。しかし、曲がった直後の車線変更は非常に危険です。
曲がった先の行先の意識
スムーズに走るコツは、曲がった「先」の進行方向まで考えて、交差点に入る前に適切な車線を選んでおくことです。
たとえば、曲がった先でさらに右折する予定なら、最初から右側の左折レーンに入っておく。これだけで、曲がった直後に車線を変える必要がなくなります。
もし車線を間違えても、絶対に慌ててハンドルを切ったり、急ブレーキを踏んだりしてはいけません。そのまま進んで、次の交差点で迂回すれば問題ありません。
「間違えたら、そのまま行ってやり直せばいい」
この気持ちのゆとりを持つことが、複雑な都心の道路を安全に走るための一番の近道です。
大崎駅東口周辺
目黒川沿いの橋と起伏|見えにくい横断歩道での安全確認

大崎駅西口に比べると、東口は道幅もあり、一見すると走りやすそうに感じるかもしれません。
しかし、オフィス街のため、時間帯によっては歩行者が一気に増えます。
さらに、目黒川に架かる橋には起伏があり、橋を越えた先の横断歩道や歩道の様子が見えにくくなっています。
橋の上り坂では、その先に横断歩道があること自体に気づきにくく、下りに入ってから歩行者を見つけて急ブレーキを踏むことがあります。
そのため、横断歩道を示す道路標示を見落とさないことが大切です。
道路標示を見つけたら、横断歩道の手前から速度を落とし、渡ろうとしている人がいないかを確認します。
ピラーに隠れる歩行者の確認

大崎駅東口周辺は片側一車線の大きな道路ではありませんが、歩行者がフロントガラスの脇にあるピラーに隠れてしまうことがあります。
前方を見ているだけでは、「誰もいない」と思ってしまうかもしれません。
ピラーの陰に歩行者が隠れていると感じたら、見えないままアクセルを踏むのは絶対にNGです。
アクセルから足を離し、ブレーキの上に足を乗せて、いつでも止まれる状態にしておきます。そのうえで、首を左右に振り、自分の頭を動かしてピラーの陰を確認します。
ピラーの陰に人がいないと確認できるまで、車は進めません。
見えないまま進むのではなく、歩行者の動きが見える状態をつくってから進む。これが横断歩道を通過するときの基本です。
また、ペーパードライバーの方は、横断歩道そのものを集中して見てしまうことがあります。
横断歩道を渡っている人は見えていても、歩道から横断歩道へ向かってくる人を見落としてしまうのです。
横断歩道の上だけを見るのではなく、歩道の左右まで視線を広げます。渡ろうとしている人がいないか、急に進路を変えそうな人がいないかを確認し、必ず首を振って左右を見ます。
歩行者の姿が見えたあとではなく、歩行者が出てくる可能性を考えて走れるようになることが、大崎駅周辺を落ち着いて運転するために大切です。

国道1号・山手通りが交わる分岐エリア
多車線道路で車線を見失わないように

五反田から国道1号を直進し、山手通りを越えて西五反田方面へ走っていくと、またややこしいポイントが出てきます。
中原街道方面と、第二京浜方面へ分かれる車線です。
ここでは車線が四つに増え、「もういい加減にしてくれよ……」と言いたくなるような道路が続きます。
このような分岐のある道路では、車線を間違える車が必ずと言っていいほど出てきます。
道が交差点の先まで真っすぐつながっていないため、交差点を通過したあとに、自分がどの車線を走っているのか分からなくなることがあります。
「気がついたら、隣の車線に入っていた」
ペーパードライバー講習でも、こうしたことは実際によく起こります。
隣に車がいなかったから何も起きなかったものの、もし隣を車が走っていたらと思うと、ゾッとしますよね。
車線を間違えないためには、目線をできるだけ遠くに置き、交差点の手前から車線のつながりを見ておくことが重要です。
急な進路変更への予測

それと同時に、隣を走っている車がどちらへ進もうとしているのかも確認します。自分の車線だけを見ていると、隣の車が分岐の直前で車線変更を始めたときに、対応が遅れてしまいます。
高速道路のジャンクション付近と同じで、このような分かれ道では、隣を走る車の動きを早めに見ておく必要があります。
車線の中でふらついている車、急に速度を落とす車、ウインカーを出すのが遅い車。こうした不安定な動きをしている車は、直前で車線変更してくる可能性があります。
「この車は次の分岐で車線を変えるかもしれない」と予測しておけば、あらかじめ距離を取ったり、無理に隣へ並ばないようにしたりできます。
事故は、危険を早く見つけておくことで避けられることがあります。
自分の車線だけでなく、隣の車線とその先まで見ながら走ること。これを身につけるだけでも、複雑な分岐での怖さは大きく変わります。
車線を間違えたときも、慌てて無理に戻ろうとせず、そのまま進んで安全な場所でルートを修正する判断が大切です。
武蔵小山・小山26号線通り周辺
小山26号線通りの路上駐車|対向車・中央線との距離感

武蔵小山を走るうえで、切っても切り離せないのが小山26号線通りです。
そこまで道幅が狭い道路ではありませんが、路上駐車が多く、対向車が来ているときに駐車車両を避けなければならないことがあります。
ペーパードライバーの方は、自分の車が道路のどこを走っているのか分からず、路上駐車との距離を取ろうとして大きく膨らみすぎてしまうことがあります。
もちろん、路上駐車との距離を確保することは大切です。しかし、避けるために中央線を越えるほど膨らみ、対向車と接触してしまっては元も子もありません。
この程度の道幅であれば、対向車が来ていないことを確認したうえで、自分の車線の中央線寄りまで車を寄せれば、路上駐車との距離を十分に取れることがあります。
路上駐車を通過したあとに左のサイドミラーを見ると、実際には車との間に十分な距離が空いていたことに気づくはずです。
運転席から左側を見ると、路上駐車がかなり近く感じられます。そのため、必要以上に右へ膨らんでしまいがちです。しかし、ミラーで確認すると、「思っていたよりも余裕があった」と感じることが多くあります。
目で感じた距離と、実際の距離。この差を少しずつ埋めていくことが、26号線通りを落ち着いて走るためのポイントです。
一本入った住宅街の狭い道|左折時の内輪差

また、26号線通りから一本中へ入ると、道幅の狭い道路が増えます。一方通行の道も多く、昔ながらの住宅街には、電柱やガードポールが道路側へ少し出ている場所もあります。
左折や右折のときに、前輪は通過できても、後輪が内側を通る内輪差によって、電柱やポールへ近づきすぎることがあります。
曲がるときは、前方だけを見てハンドルを切ってはいけません。左折なら左のサイドミラー、右折なら右のサイドミラーを見て、車体の後ろ側がどこを通っているのかを確認します。
最初は大きく回りすぎたり、逆に小さく曲がりすぎたりすることがあります。ポールや壁にぶつけそうな位置も、ミラーを見れば早めに気づくことができます。
DSRでは、このような狭い道での運転に力を入れています。
路上駐車を避けるときの車線位置や、対向車との間隔、曲がるときの内輪差まで、ミラーを使って一つずつ確認します。
自分の目だけで判断せず、ミラーで実際の距離を確かめる習慣がつくと、車両感覚が身につき、車に対する苦手意識も少しずつ減っていきます。
大井町・区役所通り周辺
見どころが多い片側1車線|状況に応じた意識の向け方

大井町を走るうえで欠かせないのが、区役所通りです。
片側一車線の道路なので、車線変更も少なく、走りやすそうに見えるかもしれません。
しかし、歩道にはたくさんの人が歩いていて、車道にはトラックが止まっていたり、自転車やバイクが走っていたりします。店舗も多いため、運転中にさまざまなものが視界へ入ってきます。
この「走りやすそうなのに走りづらい」という感覚は、道幅の問題だけではありません。見るものが多く、それぞれの動きを考えながら走らなければならないからです。
歩道にいる人が、突然道路を横断してくるかもしれません。
対向車が路上駐車を避けようとして、こちら側へ膨らんでくるかもしれません。
トラックの陰から自転車が出てくることもあれば、後ろから来たバイクが、停車車両と自分の車の間を抜けてくることもあります。
対向車が路上駐車を避けようとしているなら、対向車の軌道をイメージして、その分のスペースを空けてあげます。
自分の車が通れるかどうかだけを考えていると、対向車がどこを通るのかを見落とします。相手の車がこちらへ膨らんでくると予測できれば、あらかじめ速度を落とし、無理に路上駐車の横を通過しない判断もできます。
運転中は、次から次へと見るべきものが出てきます。
そのすべてを同時に処理しようとすると、かえって前方の確認が遅れます。ペーパードライバーの方にとって大切なのは、その瞬間に一番危険なものは何かを考え、見る順番を決めることです。
交差点での取り残され防止|2台前の動きを意識する習慣

区役所通りは、車の流れがあまり良くないため、前の車が進んだからといって、そのままついていくと、ろくなことにはなりません。
交差点の先が詰まっているのに進入すると、信号が変わったあとも交差点の中央に取り残される形になります。そのまま交差する道路の信号が青になり、横から来る車の進路をふさいでしまうこともあります。
前の車が発進したときは、その車の発進スピードだけを見るのではありません。前車のリアガラス越しに見える、さらに前の車の動きまで確認します。
その先に進めるスペースがあるのか。前の車がどの程度進んだところで止まりそうなのか。そこまで見てから、自分も交差点へ入ることが大切です。
DSRでは、前の車だけを追うのではなく、対向車の軌道や歩道の動き、交差点の先まで見ながら、危険に優先順位をつけて走る練習を行います。
そのときに見るべき場所を自分で判断できるようになると、見るものが多い道路でも、落ち着いて運転できるようになります。
品川区での運転練習についてよくある質問
運転ブランクが長くても、基本から始められますか?
はい、大丈夫です。講習は補助ブレーキを使用し、座席やミラーの調整、発進・停止、右左折などから、現在の運転状態に合わせて進めます。最初から交通量の多い道路へ出ることはありません。
自宅周辺や、実際に利用する道を練習できますか?
はい、可能です。ご自宅の駐車場から出るところ、家族の送迎先、買い物先、通勤ルートなど、普段の生活で使う道を練習できます。目的地へ行くだけでなく、駐車して安全に帰るところまで一つの流れとして確認できます。
教習車とマイカーのどちらでも受講できますか?
はい、どちらも対応しています。教習車には補助ブレーキと保険を完備しています。マイカーで受講する場合は、ご自身が補償の対象となっている車両保険をご確認いただき、講習当日に保険証券を確認させていただきます。
交通量の多い道路を必ず走りますか?
いいえ、無理に走ることはありません。基本操作や生活道路での走行が安定してから、現在の運転状態と目的に合わせて多車線道路へ進みます。必要のない道路を一律に走る講習ではありません。
品川区で運転を再開したい方へ
「行けたらいいな」を、自分で行ける日常へ。
ご自宅周辺や、普段利用するスーパー、病院、送迎先など、ご希望の場所から講習を始められます。