台東区・浅草でペーパードライバー講習|まさか東京で社用車を運転することに!?

今回ご紹介するのは、台東区蔵前にお住まいの30代後半男性のお客様です。

免許取得後、旅行先で数回だけ運転した経験はあるものの、都内で車を使う機会はほとんどありませんでした。部署異動をきっかけに、今後は月に数回、社用車を使う可能性が出てきたそうです。

浅草、蔵前、合羽橋周辺を車で回るかもしれない。

毎日運転するわけではありません。だからこそ、必要になった日に急に乗るのは怖い。
お客様は、そう感じてDSRのペーパードライバー講習へお申し込みくださいました。

「車を動かすことより、都内の道で何を見ればいいのかが分からないんです」

この言葉が、今回の講習の出発点でした。

運転が急に現実に

台東区周辺は電車やバスも多く、生活だけなら車がなくても困りにくい地域です。

「車で営業先を回ることがあるかもしれない」
「あるかもしれない……」

これはペーパードライバーの方にとって、かなり嫌な状況ですよね。
地方の旅行先で運転するのと、東京で運転するのはわけが違います。

地方であれば、比較的前の車について、流れに乗っていれば何となく運転できてしまった。そのような「成功体験」をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、東京はとにかく、車線が多い。道路が分かりづらい。信号がややこしい。路上駐車が多い。
嫌なところを挙げればキリがありません。

お客様も、東京では運転することは一切ないと腹をくくっていたようで、今回の辞令で豆鉄砲を食らったようです。

しかし、決まってしまったことは仕方がありません。
初回は、久しぶりということもあって、車が動き出す感覚と、交通量の少ない道で止まる練習から始めることにしました。

台東区で社用車運転に備えて生活道路の確認を始めるペーパードライバー講習

初回は駐車場内からスタート

初回の待ち合わせは、蔵前周辺の駐車場にしました。

車に乗る前から、お客様の表情には少し硬さがありました。免許を取ってからほとんど都内で運転していない方にとって、いきなり道路へ出ること自体が大きな負担になります。

まずはシートの位置、ミラー、ライト、ワイパー、基本操作から確認します。

「どのくらい前に座ればいいのかも、もう分からないです」

そう話されていました。

シート位置は、久しぶりの運転ほど大切です。

・ブレーキを奥まで踏み込んだときに、膝が伸び切らない位置。
・背中を背もたれにつけたまま、ハンドルに無理なく手が届く位置。

ここが遠すぎると、ブレーキをしっかり踏み込めません。
逆に近すぎると、腕や肩に力が入り、ハンドル操作が窮屈になります。

今回は、まず右足がブレーキに自然に届く位置を作りました。そのうえでミラーを合わせます。

シートを動かすと、ミラーに映る範囲も変わります。先にミラーを合わせてからシートを動かしてしまうと、結局もう一度合わせ直すことになります。

こうした部分も、久しぶりの運転では意外と忘れているものです。

蔵前周辺の駐車場内でシート位置とミラーを確認する講習

ブレーキを離した瞬間、車が動くことに驚かれた

駐車場内で、まずブレーキの感覚を確かめていきます。

ブレーキから足を少し緩めると、車がゆっくり前へ出ます。その瞬間、お客様はすぐにブレーキを踏み直されました。

「これだけでも動くんでしたっけ……」

マニュアルで免許を取った方や、長い間オートマ車に乗っていない方は、この動きに驚くことがあります。

オートマ車は、シフトがDに入っていると、アクセルを踏まなくても車がゆっくり前へ進みます。
これをクリープ現象といいます。

久しぶりの運転では、この「少し動く」が怖く感じます。
ただ、渋滞中に少し前へ進むときや、バックでゆっくり下がる場面では、クリープ現象がかなり強い味方になります。

今回も最初はブレーキが強くなり、車がカクッと止まる場面がありました。
何度か繰り返すうちに、少しずつ足の力が抜けていきます。

お客様も、最初の数分で、

「もう足も、頭も筋肉痛になりそうです」

と笑っていました。

オートマ車のブレーキを離してクリープ現象を確認する練習

交通量の少ない道で、停止線との距離に驚かれた

駐車場内で少し落ち着いてきたところで、交通量の少ない道へ出てみました。

走り始めること自体は、思ったよりできています。
ただ、一時停止の停止線で止まっていただくと、かなり手前で止まっていました。

交通量がほとんどない道でしたので、一度車を降りて、停止線との距離を一緒に確認します。
車のボンネットの先から、停止線まで二メートル以上空いていました。

「えー!こんなに空いてるんですね!」

お客様もかなり驚かれていました。

運転席からは前が見えているように感じますが、実際には車のすぐ前は見えていません。
一般的な乗用車でも、運転席から見えない前方の死角は約4メートルあると言われています。

つまり、自分では停止線の近くまで進んだつもりでも、実際にはかなり手前で止まっていることがあります。

久しぶりの運転では、この前方の距離感がかなり分かりづらくなります。
この日は、運転席から見た停止線と、外から見た車の位置を実際に確認していただきました。

この確認を一度入れるだけでも、次に止まる位置が少し変わります。

車の感覚として分かりづらいのは、前方と左側です。

特に、停止線までの距離と左側の縁石との距離。この二つがつかめてくると、今後の運転のハードルはかなり変わってきます。

交通量の少ない道で停止線との距離を確認する運転練習

左へ寄せたいのに、車が真ん中へ戻って行く

次に、交通量の少ない道で左側の位置を確認しました。

お客様は少し対向車側にはみ出してしまうことが多く、対向車が来ていないからよいものの、これが交通量の多い道路だとしたら危ない場面です。

道路の真ん中を走ろうとしている。
でも左が気になる。
左が怖くなって、無意識に右へ逃げる。

これはペーパードライバーの方によくあります。

目で左側を直接見ようとすると、どうしても怖くなってしまいます。
歩道、縁石、ガードレールが近く見えるからです。

「左に寄せてるつもりなんですけど、怖くて」

これは自然な反応です。左側の距離がつかめないうちは、歩道側が必要以上に近く感じます。
そこでサイドミラーを使い、車と縁石の間隔を一緒に確認しました。

左側を見るときに大事なのは

左タイヤが、この先どこを通っていくのか、その通り道をイメージすることです。

運転席から左タイヤは直接見えません。
ですので講習では、ダッシュボードの真ん中あたりを一つの目安にしながら、
左タイヤが通る位置を想像いただきます。

もちろん、車種によって見え方は変わります。
だからこそ、サイドミラーで実際の間隔を確認しながら、自分の中に目安を作っていきます。

この感覚が掴めてくると、「タイヤをこの先の道のどこに通していくか」ということを考えられるようになります。

これができるようになると、必要以上に左ばかり気にすることが減ってきます。

ミラーの確認をしながら走ることで、車の位置も少しずつ安定してきました。

左側の車両感覚とサイドミラーを確認して走る練習

二回目は少し違って見える道

初回の終盤は、最初に走った道をもう一度走ることにしました。

同じ道を走るだけでも、最初とは少し見え方が変わります。

一回目にかなり手前で止まってしまった停止線。
二回目は、先ほどよりも少し近い位置で止まることができました。

走行位置も、一回目よりかなり安定してきました。

最初は、歩道側が気になって車が右へ逃げる場面が多かったのですが、
帰りはサイドミラーを見る回数が増えています。

「さっきよりは、少し分かる気がします」

ここで、初回の講習は終了です。

車が勝手に動くことに驚いていたところから、停止線との距離や左側の位置を判断できるところまで進みました。
お客様にとっては、かなり疲れる130分だったと思います。

今日の一歩は今後に向けて大きなものとなるはずです。

2回目の講習で浅草・蔵前方面の道を確認する場面

2回目は、蔵前から浅草方面の一方通行へ

2回目の講習は、初回からあまり間を空けずに行いました。

まずは駐車場内で、前回と同じようにブレーキの感覚を確認します。

前回は、車がじわっと動き出しただけで、すぐに強くブレーキを踏み直していました。
しかし、今回はかなり余裕があります。

「おっ、なんか今日は調子よさそうです。」とお客様
二回目だとやはり余裕が出ますよね、運転は回数をこなすこともやはり重要です。

この日は、蔵前周辺の比較的落ち着いた道から始め、浅草方面へ向かう一方通行の道へと向かいます。

蔵前から浅草方面の一方通行で周囲を確認する練習

一方通行なのに、難しい…

一方通行と聞くと、対向車が来ないぶん楽に思えるかもしれません。

しかし、台東区周辺の一方通行は、そんなに甘くありません。

歩行者が近い。
自転車が近い。
店舗前に車が停まっている。
道幅も広くない。

対向車が来ない代わりに、気になるものが盛沢山。

お客様も、最初は左側の歩行者を気にしすぎて、車が少し右へ寄る場面がありました。

「車より、人の方が近く感じますね」

まさにそこです。

前回確認した左タイヤの位置と、サイドミラーで見える縁石との距離。
そこを思い出しながら、ゆっくり進めていきました。

一回目より、車の位置はかなり安定してきています。

一方通行で歩行者や自転車に注意して車の位置を整える練習

荷下ろしの車一台に泣かされる

浅草方面へ向かう途中、店舗前に荷下ろしの車が停まっていました。

台東区では、こういう場面がよくあります。

車一台が停まっているだけで、道の見え方が変わります。
お客様の動きも、ここで止まりました。

「これ、行った方がいいですか?」

前には停車車両。
後ろには車。
停車車両を避けて歩く歩行者、自転車

こういうとき、ペーパードライバーの方はかなり迷います。

まずは追い越したい車に接近しすぎないこと。
近づき過ぎてしまうと見通しが悪くなる上に、停車車両を避ける際に大きく動かなければならなくなります。

追い越しを始める前に確認

・荷下ろし中の人が道路側へ出てこないか。
・歩行者の位置
・追い越す瞬間に後ろから、自転車、バイクは来ていないか。

都内を走っていると、後ろの車に急かされているように感じる場面があります。
このような場面で後ろの車への気遣いは無用です。

歩行者、自転車にその気を遣うようにしましょう。

荷下ろし車を避ける前に歩行者と自転車を確認する練習

コインパーキングの入口には注意

2回目の最後に、コインパーキングの入口も確認しました。

社用車で営業先を回るとなると、コインパーキングの駐車は必須となります。

どの駐車場に入るのか。
入口は狭くないか。
どこに停めるのか。
発券機は寄せやすい位置にあるか。

これらを考えつつ、駐車場を探さなければなりません。

入口の前に来たとき、お客様の表情が少し変わりました。
「仕事で車を使うとしたら、こういうところにも入るんですよね」

コインパーキングは様々な形状をしています。
特に都内のコインパーキングは、入口が狭い場所もあり、歩道を横切って入らなければならなかったり、バックで入らなければ停められないなんてことも。

特に歩道を横切って入るタイプの駐車場には注意が必要です。

・必ず歩道を横切る際は一時停止

これが義務付けられています。

歩行者を絶対に見落とさないよう、しっかり一時停止して確認してから入庫しましょう。

コインパーキング入口で一時停止と歩道の安全確認をする練習

2回目を終えて、次は実際の社用車ルートへ

2回目の終わりには、初回よりも会話が増えていました。

初回は車が動くだけで緊張していたお客様も、この日は周りの動きを見ながら、
ご自身から色々話をしてくださる余裕まで出てきました。

「まだ一人では怖いですけど、何が怖いのかは少し分かってきました」

次回は、仕事で使う可能性があるルートを想定し、浅草、蔵前、合羽橋周辺をもう少し広げて走る予定です。

社用車で営業先を回るには、まだ練習が必要です。
それでも、お客様自身で自分の苦手な場所に気が付けているというのも大きいです。

次回は車線変更と駐車の練習を行っていきましょう。
また次回もよろしくお願いいたします!

社用車ルートに向けて浅草・蔵前・合羽橋周辺を練習する講習

よくある質問

社用車でも、講習を受けられますか?

はい、可能です。

ただし、社用車を使用する場合は、事前に会社の許可や自動車保険の内容を確認させていただきます。
業務中の使用なのか、練習として使用できるのか、万が一の際に保険が適用されるのかによって対応が変わるためです。

社用車での講習をご希望の場合は、お申し込み時にその旨をお知らせください。

浅草・蔵前周辺から高速道路へ向かう練習もできますか?

はい、可能です。

浅草・蔵前周辺から首都高の入口へ向かう道、合流前の車線選択、入口までの流れ、高速道路での車線変更などの練習も行います。

都内の運転で、車線変更が不安でも大丈夫ですか?

大丈夫です。

ご自身のタイミングで車線変更を確実に行えるよう、ミラー確認、ウインカー、目視、車の動かし方を実際の道路で確認します。

仕事で使うルートを想定して練習できますか?

はい、可能です。

営業先までの道、曲がる交差点、混みやすい通り、コインパーキングの場所、高速入口までの流れなど、必要な場面に合わせて講習内容を組み立てます。

縦列駐車の練習もできますか?

はい、可能です。

都内では、広い駐車場だけでなく、パーキングメーターに停めるような場面も出てきます。
まずは基本の駐車練習から始め、ご要望がございましたら、縦列駐車の練習も可能です。

会社から急に車を使うと言われました。短期間でも練習できますか?

はい、可能です。

発進、停止、車の位置、左側の感覚、右左折、車線変更、駐車、高速道路などを、すべて一度に詰め込むのではなく、仕事で必要になりそうな順番で進めていきます。

何回くらい受ければ、社用車で走れるようになりますか?

必要な回数は、現在の運転経験や、実際に走る場所によって変わります。
まずは初回で確認させていただき、大体の目安をお伝えいたします。

不要な回数はご提案いたしませんので、ご安心ください。

台東区・浅草・蔵前周辺で運転を始めたい方へ

台東区で運転を始める場合、広い通りを走れるかどうかだけではなく、浅草、蔵前、合羽橋周辺の路地まで想定して練習しておくことが大切です。

大通りは走れても、一本裏へ入ると道幅が狭くなり、一時停止、歩行者の横断、自転車の飛び出し、店舗前の停車車両など、見る場所が一気に増えます。

特に浅草・蔵前・合羽橋周辺では、目的地の近くまで来てからの方が運転が難しくなることがあります。
駐車場を探す。細い道へ入る。歩道側の人を見る。次の一時停止に備える。
こうした場面を落ち着いて判断できるようにしておくことが、都内で社用車を使ううえでは大切です。

DSRのペーパードライバー講習では、補助ブレーキを使用しながら、生活や仕事で実際に使う道を一つずつ確認していきます。

台台東区・浅草・蔵前・合羽橋周辺で、社用車の運転、営業先への移動、路地の走行、駐車場への出入りに不安がある方は、LINEまたは予約フォームからお申し込みください。走りたい場所や練習したい内容が決まっている場合は、あわせてお知らせください。