15年ぶりの運転デビュー

今回ご紹介するのは、都内在住の30代女性。4月から京成大久保駅近くの職場へ異動となり、営業で車を使うため「一念発起」でお申込みいただきました。

実は免許取得以来ほとんど運転経験がなく、今回はなんと15年ぶりの運転。待ち合わせは津田沼駅。まずは車通りの少ない秋津エリアに移動し、落ち着いてスタートしました。

基本のミラー調整やシートポジション、エンジンのかけ方から丁寧に確認。「久しぶりすぎてドキドキします…」と緊張気味でしたが、声かけや補助ブレーキでしっかりサポート。最初はブレーキの感触やハンドル操作に戸惑いがありましたが、ゆっくり慣れていくことが一番大切です。

秋津周辺は住宅街で交通量が少ない一方、細い道や交差点が多く、標識のない場所も多数。「どちらが優先？」「進んでいいの？」と迷う場面も多く、不安になりがちですが、一つずつ確実に確認して進むのが大切です。

優先道路の見分け方と交差点のコツ

1. 標識・センターラインの有無：標識や、センターラインがある道が優先になりやすいです。
2. 道路の幅・形状：太い道・直線が優先。カーブや細い道から合流する側は基本譲る。
3. 交通量：よく使われる道＝優先の場合が多いです。
4. 標識の有無：一時停止・徐行標識が自分側にあれば必ず止まりましょう。
5. 左方優先：標識がなければ左から来る車に譲るのが基本。

迷ったときは「いったん止まって周囲を確認」――これが事故防止のコツです。

停止線を守る理由

優先道路でも、決してスピードを落とさず突っ切るのはNG。停止線で一度きっちり止まり、「本当に大丈夫か？」と自分の目で確かめるクセを付けましょう。「少しくらい前に出ても…」という油断が事故のもと。歩行者・自転車との接触を防ぐためにも、停止線で必ず完全停止してください。

一時停止は“安全確認のチャンス”です。深呼吸して落ち着く時間にしてOK！

一時停止とは？・多段階停止のすすめ

一時停止とは：停止線・標識の前で車体が完全に止まり、歩行者や他車の安全をよく確認してから発進すること。「止まったつもり」が一番危険。タイヤがしっかり止まったことを体で感じてください。

多段階停止のすすめ：見通しが悪い・交差点が複雑な場合は「一度止まる→じわっと前に出てもう一度止まる」。こうすることで死角からの自転車や歩行者もキャッチできます。「止まる→見る→また止まる」これを習慣にすれば事故リスクはぐっと減ります。

左折・右折の不安を解消するには

初めは「ハンドルを戻すタイミングが分からない」「寄せが甘い」「巻き込みが不安」など、みんな同じ悩みを抱えます。今日のお客様も左折時にハンドルの戻しが遅れがちでしたが、これは周囲の状況把握にまだ自信がない証拠。大切なのは「歩行者・自転車・後方の安全確認」を徹底しながら、“落ち着いて操作”することです。

安全な右左折のポイントはこの３つ！
・しっかりと端に寄せる
・巻き込み確認を忘れない
・急がず適切なスピード

片側一車線の道で意識すること

京成大久保駅付近の片側一車線エリアは、坂や狭い道も多く初心者泣かせ。対向車にビクビクして左に寄りすぎると、ガードレールや縁石に擦りがちです。ポイントは「自分の車が車線の真ん中を走っているか」をミラーでチェックし続けること。

車両感覚は一朝一夕では身につきませんが、反復練習で必ず自信がつきます。

受講後の変化とDSRのサポート

無事に京成大久保駅までゴールでき、お客様も「運転の感覚が少し戻ってきた！」とほっとした様子。「これなら今後プライベートでも運転したいな」と新しい一歩を踏み出す気持ちが芽生えていました。

DSRは、こうした不安やブランクのある方専門の出張マンツーマン教習です。不安も、つまづきも、ひとつひとつ寄り添って解消します。